PCMを使ってプロジェクトプランを作っています。
集団研修コース「漁村開発におけるジェンダー主流化」も6週間目に入り、Project Cycle Management(PCM)手法を使ったプロジェクト・プラン作成を始めました。PCMで行う関係者参加型のワークショップは、受益者、被援助側、援助側などの関係者が平等に意見を出し合い計画を主体的に作成していくことが可能な方法です。
PCM手法は、プロジェクトを計画、実施、評価の3段階で進めて運営管理する方法です。計画に基づいてプロジェクトを実施し、実施後に出された結果を評価し、これらを通して得られた明白な経験と反省を次の段階の計画に生かしていくものです。
参加型計画手法は、第一段階として、関係者分析、問題分析、目的分析プロジェクトの選択を行います。続いて、第二段階では、Project Design
Matrix(PDM)の作成、活動計画表の作成を行い実効性の高いプロジェクトを組み立てていきます。
関係者分析:カードの援助に関わる個人や組織を書き出しボードに張り出し詳細に分析する。
問題分析:対象地域や対象分野に存在する問題を原因と結果の関係で書き出し整理する。カードには一つの問題を否定的な内容で書き出し、カードをボードに貼り付け、理解しやすいように系図として視覚的に表示する。分析は現存する問題の中心となる「中心問題」を設定し、その原因と結果を討議し分析することで、直接結果と直接原因を系図の上下に発展させ完成する。
目的分析:問題が解決された望ましい状態とそれを導くための手段について、手段と目的の関係を明らかにし、問題分析同様に系図の形にして整理する。
目的分析が終わると、挙げられた目的と手段から、選択基準に基づいて具体的なプロジェクトを選択する。
選択されたプロジェクトをPDMを使って具体的に組み立てる。
組み立てたプランをコンピュータに打ち込んでい行きます。できた計画は研修最終日にプレゼンテーションをするので、皆真剣に計画の内容を吟味しています。
眠れない日々が続きます。研修員の皆さんもう一息です、プロジェクトプランはもう直ぐ完成。
以上
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