『住民主体参加型ワークショップ』が始まりました。
当社(株)国際水産技術開発が業務を実施している、JICA(独立行政法人国際協力機構)集団研修コース「ジェンダーの視点に立った漁村開発(水産起業支援)」の中で、「住民主体参加型ワークショップ」の理解講座が平成26年2月10日(月)〜2月13日(木)の4日間の予定で、JICA横浜国際センターで始まりました。
今回のワークショップは、日本や東南アジアで過疎農村再生活動、参加型農村開発調査等を行っているカマル・フヤル先生を講師として、外国人研修員、アフリカのマダガスカル、ザンビア、モーリタニア、南太平洋のパプアニューギニア、東南アジアのカンボジアの5カ国、7名と、一般参加者7名が一緒になり英語を共通語として行っています。それでは1日目と2日目のワークショップについて報告します。
参加者は住民を主体とした農山漁村地域開発の重要性と、住民が自主的に行う開発計画作成のために必要なファシリテータの役割を理解し、その技能を身につけることを目標に熱心にワークショップに取り組んでいます。
1日目と2日目のワークショップでは、以下のことを行いました。
@ロールプレイで貧しい農民役・金持ち・公務員・お坊さん・援助する団体等の擬似村組織をつくり、自分達の生活状況改善のために、誰がどのような役割を担っているか、必要なことが必要なところに届いているか、村の集会がうまくいくのは/行かないのはなぜか、といったことを楽しく理解する。
A援助する側とされる側の本質をゲームを通して考える。
B世の中は様々な人がいるけれど、可能な限り皆が幸せになるようにできるだけ公平に要求を満足させるにはどう進めていけば良いか考える。
各国の研修員も色々考え、経験豊富なカマル先生の講義と各人各様な経験を有する一般参加者に刺激され有意義なワークショップとなっています。
2日目のワークショップ終了後、一般参加者のようこさんが希望者に書道を手ほどきしてくれました。始めはどんな講義が始まるのか緊張している研修員もいましたが、ようこさんがお手本を書き示し、書き方を丁寧に教えてくれました。研修員の皆さんは、慣れない手つきながら、カタカナで個性的なすばらしい自分の名を書き上げました。
続く
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