ミャンマー国「内水面漁業コミュニティー開発(2017)」研修(1/7)
当社、(株)国際水産技術開発が、独立行政法人国際協力機構(JICA)から業務委託を受けている、JICA国別研修、ミャンマー国「内水面漁業コミュニティー開発」の研修が、平成29年5月22日(月)~6月16日(金)の日程で、JICA横浜国際センター(YIC)で実施されました。
当研修は、農山漁村でのコミュニティー開発に必要な基礎知識や技術の習得を通して、当該分野におけるリーダー的人材を育成する事を目的に実施されており、本年度は6名の研修員が参加しました。当研修コースの概要はこちら。
来日して、まずは、自分たちの仕事について発表を行います。そして、この研修でどのようなことを重点的に学ぶのか、研修の目的や意義について再確認します。そのあとは、様々な講義(日本の水産、水質管理と施肥、養殖普及、魚の加工、海外におけるコミュニティー開発の事例など)を受講し、基礎知識を増やしていきます。また、開発計画立案に必要な基礎的理論としてPCM手法(下を参照)も学びます。
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自分の仕事について発表する |
現地で関わっているプロジェクトについて説明 |
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水質管理と施肥の講義 |
水産加工品についての講義 |
PCM手法(プロジェクトサイクルマネジメント手法)とは、プロジェクトを計画立案・実施・評価という一連のサイクルとして捉えて管理する手法です。その際、プロジェクトデザインマトリックス(PDM)と呼ばれるプロジェクトの概要表を用います。また、プロジェクトの計画立案時には、まず、現状での問題点を特定し、その問題の原因を調べ、それを解決するための策を考えます。そして、その解決策を基に、プロジェクトを形成していくため、研修生が自国に戻り、各自の職場で応用する事ができます。
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